赤ちゃんとおくすり
赤ちゃんにくすりを上手に飲んでもらうには…
くすりをのむ時間 は「しょくぜん or しょくご?」
赤ちゃんには1日に何度も授乳します。
少し大きくなっても食事の時間は一定していません。
そうすると1日3回食後服用という指示では、不適当な場合があります。
子どもの薬は、ほとんどが胃に対する負担はそれほどありませんので、食事をしたかどうか、食事の前か後かということは、あまり気にする必要はないのです。
それよりも朝起きてから寝るまでの時間を均等に分けて薬を飲む間隔を一定にするやり方をおすすめします。
特に乳児では、ミルクを与える直前に飲ませるといいでしょう。
授乳の直前ですと、おなかがすいているので味にかまわず飲んでくれます。
くすりの、のませ方
みずぐすり
- スプーンを使って口の中へ注ぎ込む。
- 哺乳ビンを使って飲ませる。
- スポイドを使って、口のはしから中にむけてタラタラと流すように注ぎ込む。
こなぐすり
- 薬を少量の水にといて、粘土状にしたものを、ほっぺの裏側や上あごにぬりこんだ後、水かジュースで流し込む。
- なかなか飲んでくれないときは、好きな食べ物にまぜてごまかしてもOKです。
バナナ・アイスクリームなどがおすすめ。 - スポイドを使って、口のはしから中にむけてタラタラと流すように注ぎ込む。
ただし、以下のことに注意!
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ミルクにはまぜないで!
赤ちゃんの主食であるミルクにまぜたり、乳首の先につけたりして飲ませてはいけません。
だんだんミルク自体が嫌いになってしまいます。(薬の中には混ぜていいものもあります)
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食べきれる分だけまぜる
赤ちゃんが食べきれない量の食べ物に薬をまぜてしまうと、残してしまった場合に1回分の薬を飲んだことに なりません。食べきれる量だけ取り分けて。
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飲む直前にまぜる
時間がたつと薬の成分が変化したり、苦味がでるものがあります。