(社)防府薬剤師会広報委員会
○松 永 栄 子 中 島 理 恵 松 井 都世子 白 野 陽 正
【はじめに】
(社)防府薬剤師会広報委員会では、会員との相互理解を深めるため、1990年から会報誌「清流」を年5回発行している。これまで会員に2回、会報誌に関するアンケート調査を行い、それを基に誌面の充実を図ってきた。また、1999年からは会員のみならず、一般の方への情報公開を目的としてホームページを開設している。
今回さらに新しい情報交換の手段を模索するため、2000年4月から6月にかけて会員にインターネット等パソコンのアンケート調査を行ったので、その結果を報告する。
【調査方法】
対象は、防府薬剤師会会員全員(156名)とし、アンケートを配布、記入してもらった。
アンケート内容は、
パソコンの使用経験、利用頻度、利用方法、設置場所、パソコンの有無、
インターネットへの接続の有無、ホームページ(防府薬剤師会)を見たことがあるかないか等
【結果】
アンケート総数156枚 回収:109枚 回収率:70%
パソコンの使用経験:3年以上が37.4%、1年以上3年未満が22%
利用頻度:毎日36.7%
利用方法:メール44%、インターネット37.6%
設置場所:自宅のみ38.5%、職場・自宅とも33%
有無 :有87.2%
インターネット接続:60.5%が職場又は自宅で接続可
防府薬剤師会のホームページを見たことがある:43%
【考察】
この結果より、アンケートに答えた会員の約9割がパソコンを所有しており、その約6割がインターネット接続可能な状態であることがわかった。また利用方法として最も多いのがメールであった。
広報委員会では、今まで、会報誌の発行やホームページの開設など行ってきたが、こちらから情報を発信するのみで、なかなか会員の意見等が跳ね返ってこないのが現状である。そこでパソコンの利用方法として最も多かったのがメールだったことをふまえ、会員がより積極的に参加できる環境づくりとして、メーリングリストの立ち上げを考えた。その前段階として、インターネットへの接続方法の説明や実演を兼ねた、初心者向けのパソコン研修会も2000年9月に行った。
今後、広報委員会では、会報誌・ホームページ・メーリングリスト、それぞれの特長を生かし活用することにより、会と会員・会員間の交流・情報交換を活発にして行きたいと思う。これらを通じて、会及び会員全体の発展・向上に貢献できればと思っている。